いばら道in中洲(7) | 炎の人生劇場

いばら道in中洲(7)

緊急事態発生!!

要請を受け、A君の惚れた相手に接触するはずが、
説得するはめになりました。('A`)


恋のお相手は、なんと元男性(工事済み)

禁断の愛に身を投じようとしている友人を、このまま放っておいていいのか!?


いや、いかん!

それだけはイカン!!


A君よ、 なして君はそげな相手に惚れるとか? (;´∀`)


こうしちゃおれません。

一刻も早く彼の目を覚まさねば!! ここは一つ、K君の力も借りねば!!



K君「・・・(´ρ`)」



ダメです・・・。

白い灰と化してます。

大佐の攻撃に翻弄されすぎて、K君の救出にまで頭が回っていませんでした。

まずK君をカッパ池から引き上げなければ!!


ボク「ちょっとごめんね!K君に話があるんだ!」

カッパ「ジャマスンナ!」


皿割ったろかこのカッパ。


K君に憑依するカッパを半ば強引に引き離し、トイレへと連れて行きます。

酔ってもいないのに、K君は千鳥足です。




K君 「・・・(´ρ`)」

ボク「おい!しっかりしろ!!」

K君 「う・・うぅ・・し、舌入れられたぁ・・。」

ボク「わかる!わかるぞ!!でも今それどころじゃない!」

K君 「ザラザラしてたぁ・・・。」

ボク「おい!目を覚ませ!キャサリンやぞ!(*゚Д`;)

K君 「・・・えぇ!?( ;゚д゚)」



やっとK君も正気に戻ったようです。
僕はルミ大佐とのやり取りで、この飲み屋がフィリピン人オカマバーである事が発覚した事実を告げました。



K君「じゃ、じゃぁオレはオカマとディープキスを・・・。」


いや、まずそこかよ(´Д`lll)



僕 「アホ!よく考えろ!Aはオカマに惚れとるんだぞ!?」

K君 「あぁ!そっか!( ;゚д゚)」

僕 「正確には『ニューハーフ』なんだがね。性転換は終わってるらしい。」





K君 「じゃあ、いいんじゃないの?




えぇ!?(´Д`lll)

予想外の展開。
K君がこんなに異文化交流に寛容な男だったとは。


僕 「いや、でも!でも!(*゚Д`;)」



K君 「だって、出来るやん(゚ー゚*)



判断材料それかい!



僕 「いや、エッチは出来るかもしれんが、Aの事だからこのまま突っ走って結婚とか言いかねんぞ!?」

K君 「結婚・・・。確かに恋愛中は周りが見えなくなるタイプだな・・。」

僕 「だろ!?Aの親父さん心臓に持病持ってるんだぜ?キャサリン連れて挨拶とか行ってみろ、止まるぞ、心臓(;´Д`)


K君「(((( ;゚д゚)))アワワワワ」



僕らは熟考を重ねた結果、とりあえずA君を強制奪還し、後日説得する事に決めました。


しばらくして席に戻ると、運のいい事にカッパと大佐の姿はありませんでした。



キャサリン「ルミチャンタチ、Helpイッタネ。」






Hell(地獄)の間違いじゃないのか?


アホな事言ってる場合じゃない! 早くA君を外に連れ出さなければ!!

夢心地のA君に僕は言いました。



僕「あのさ、オレ気分が悪くなってきたから、そろそろ出ようよ。」

A君「え!?大丈夫!?そんなに飲んでたっけ?」

僕「いや、酒じゃないんだけどね・・・。」



瞬間、大佐の股ぐらの感触が甦りました_| ̄|○



A君「わかった!また今度ゆっくり来よう!」


A君よ、

今度は無いぞ永遠に。




後ろ髪引かれる思いのA君は名残惜しそうにキャサリンと抱擁を交わしています。


ニューハーフのアソコってどうなってんだろう・・。

そんな疑問を抱きながら会計を済ませ、無事今回のミッションは終了したかに思えました。



しかし!!




K君「あぁ!!気分悪いわ!次行くぞ!!(*`Д´)」



今にして思えば、この時気付くべきでした・・・。


さらなる恐怖が待っていることを。



いばら道in中洲編 Fin



拳道in中洲編へ~


つづく





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