拳道in中洲(1) | 炎の人生劇場

拳道in中洲(1)

A君「あ~楽しかった!また行こうね!(゚ー゚*)」


店を出た後も上機嫌のA君。

僕らの不機嫌な理由などどこ吹く風って感じで軽やかに歩いてます。


僕はというと、フィリピン娘(オカマ工事済み)に恋する友人へ、どう接して良いか分からず戸惑っております。

人の恋愛をとやかく言うつもりはないんですが、

せめて女性に恋して欲しかった・・・
_| ̄|○



僕 「なぁ、Aさぁ・・・」

A君「ん?何??」

僕 「お前、キャサリンの事・・・好きか?」

A君「うん!!大好き!!(*゚ー゚)」


A君は臆する事無く満面の笑みで、そう答えました。

それが答なのかも知れません。
本来、恋愛とは自由であるべきもの。
誰が誰を好きになろうが自由だし、それを止める権利は誰にも無いはずです。



僕 「まぁ・・色々大変だろうが、がんばれよ。」

A君「ありがとう!!でもなぁ・・言葉がなぁ・・



突っ込みたいのはそこじゃないんだが。


まぁ、心配もありますが、暖かく見守って行こうとおもいます。

このマニアックな恋を。




しかし、心配な人間はA君だけではありませんでした。



K君「くそぉぉぉ!あのカッパめ!!(*`Д´)


K君は店を出てからずっとこの調子です。
よほどカッパに突付かれたのが不愉快だったのでしょう。

K君の機嫌は駐車場に着いてからもおさまりませんでした。



K君「くそ!このまま帰れるか!(*`Д´)やっぱ次行こ!次!」



K君の納得行かない気持ちは察しますが、僕は次の日仕事で、とても2軒目に付き合う気になれません。

しかし運が悪い事に、A君も行く気満々でK君に続いてます。

恐らく僕が何を言っても今のK君は聞く耳持ちません。
僕だけ電車で帰っても良かった(K君の車で来ていた)のですが、きっと帰りは飲酒運転に決まってます。
事故ったりされると心配なので、仕方なく僕だけ車に残り、二人を待って帰る事にしました。



K君「じゃ~な~!!一人で帰るなよ~(゚∀゚)」



K君、さっきまでの怒り顔がウソみたいにウキウキです。
二人は手を振りながら、夜の街へと消えてゆきました。


僕の方は、明日午前8時からの出勤に備え、少しでも寝ておかなければなりません。

後部座席に移り、横になって静かに目を閉じました・・・。











~それからそれから~




二人を見送ってから、どれくらい時間が流れたのでしょう。

夢見心地な気分は、突然に激しい怒号でかき消されてしまいました。



「おら!!起きろスウェッツ!!」


ビックリして飛び起きると、K君が鬼の形相で僕を引きずり降ろそうとしていました。


僕 「ちょ、ちょっと待て待て!自分で降りるから!( ;゚д゚)」



僕は一瞬何が起こったのか理解出来ませんでした。

K君は制止も聞かず、僕の首根っこをつかんで無理矢理外に降ろしました。

地面に倒れた僕の目に飛び込んできたのは、夜が明けようとしている薄明かりの空と、

アダルトな黒いパンティーだったのです。( ;゚д゚)


激しい動揺の中、立ち上がって車内を見ると、謎は解けました。


僕の寝ていた後部座席で、K君が黒パンツの主と思われるホステスの方と

まぐわっておられます。


激しく抱き締め合っている二人は、ディープインパクトなキスを展開しておられます。
(´Д`lll)

その様は、 さながらサバンナの弱肉強食の縮図がごとしであります。


僕がプルプル震えていると、背後から違うホステスさんの肩にもたれながら歩いて来るA君の姿が。


ホステスさんは後部座席の戦いには目もくれず、A君を助手席に乗せながら言いました。



「この二人、相当酔ってるから、お兄さん後よろしくね。」


ホステスさん曰く、K君は店内で次から次へと女の子にお触りし、グラスも2つほど割ったそうです。

僕が平謝りすると、



「あ、いいよいいよ。二人に『もう来ないで』って言っといてね。」



と言って去ってゆきました。

帰り際、後部座席の女の子はどうしたら良いか聞くと、


「あ、いいのいいの、私あの子嫌いだから。


と言い残して。(((( ;゚д゚)))アワワワワ



助手席で爆睡のA君。

野生に回帰してる最中のK君。



わし、どうしたらええんやろか?




つづく




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