炎の人生劇場 -6ページ目

いばら道in中洲(4)

「シツレーシマース!!」


僕らのテーブルに投入された3機は、いずれも重機並みの体格の良さです。
(´Д`lll)

さしずめ、

モビルスーツと言ったところでしょうか。



このメンバーの中にキャサリンがいるかどうかは、A君の表情を見れば一目瞭然です。





A君 ♪(゚ー゚*)♪



A君は上機嫌で3機のうちの一人を手招きしています。

それに色っぽい奇声で駆け寄るキャサリン。


ほほえましいというよりおぞましい光景です。




僕の隣には極上の方がやってこられました。

彼女は座るなり、デカイ口をいっぱいに広げ自己紹介です。





「ゴンバンワー!『ルミ』デーズ!!」





何でしょう、この人。

ドラクエのモンスターでしょうか?


独特のカスレ声・・・いや、ダミ声です(´ロ`;)


ホステスは仮の姿で、恐らく グリーンベレー所属の大佐が真の姿でしょう。



しかも『キャサリン』に『ルミ』って・・・


ここは一体どこの国なんでしょうか?


K君が心配になり振り返ると、カッパみたいな方に熱い抱擁を受け、すでに放心状態であります。(´ρ`)

しかしここで彼女たちに圧倒されるわけにはいきません。

ショック死寸前のK君に変わって、ここは何とかせねば!



僕の前に立ちはだかるのは、強敵の『ルミ大佐』であります。

こやつを打破せずして前進はあり得ません。

思い切って接触を試みてみます!!




僕 「ルミちゃんってさ、日本語上手だね!」








大佐「オキャクサン、ナニジンカ?」







お前ら絶対わざと言ってるだろ(TдT)

人が親切に低姿勢で話しかけてんのに!!



あぁ、そうだよ!
オレは北京原人だよ!この野朗!!




僕 「な・・何人かって?日本人に決まってるじゃない(;´∀`)ははは・・・。」



耐えろスウェッツ!


今はまだ怒れる時ではない!

じっと反撃のチャンスを伺うのだ!

そう、心に誓ったのですが、大佐の攻撃は一向に止む気配がありません。







大佐「オキャクサン、セクス、スキカ?」


僕 「な、何?セクスって?」










大佐「セクス、ユータラ、シコシコデンガナ









お前ちょっと職員室来い!!




貴様、言うに事欠いて、 よくもシコシコなどと口にしたな!?

何たる屈辱!!

シコシコが悪いのか!?

オレのシコシコが貴様に迷惑をかけたか!?


相手がいないんだから、一人シコシコするしかないじゃないか!!
・゚・(PД`q)・



しかも「デンガナ」って、 日本語を誰に教わったんだ!?


関西か?


関西方面なのか!?





僕「シコ・・・ま、まぁ・・好きかな?ははは(T▽T)」








大佐「ソレ、オキャクサン、ヘタイネ。」





何だとぉぉぉぉ!!(*`Д´)

オレとヤッた事もないくせに、うまいヘタいがわかるのかよ!!ヽ(`Д´)ノ








カッパ「ルミチャン、ヘタ、チガウヨ。ヘンタイネ。」









店長呼べ。








つづく




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いばら道in中洲(3)

キャサリンやぁー

キャサリンはどこかぇー


『ジャパン』に来た本来の目的は、
なぜかガタイのイイ女の子たちと戯れることではありません。

ターゲットであるキャサリンを発見したのち、A君に対しての想いなど聞き出したうえで、彼の判断材料を引き出そうというものであります。

僕らは薄暗いボックス席へと案内されました。

K君はさきほどのファーストコンタクトに影響されたのか、落ち着きがありません。



K君「おい!A!お前の相手って、ホントここで働いてんのか!?」

A君「う、うん・・・えへへ(゚ー゚*)



どうやら完全に逝ってしまっているようです。


しかし解せないのは彼女たちの体格・・・。

女性にしてはいやに頼れる背中なのは気のせいでしょうか?
肩幅なんか、僕なんかより十分広い方もいらっしゃいます。


何か、同じ匂いを感じずにはいられません



するとA君が浮かれた表情で言いました。


A君「ねぇ、ねぇ、さっき出向かいに来た子たちの中にキャサリンいたんだけど、どの子がキャサリンと思う!?」


K君(;´Д`)

僕(;´∀`)


正直、どうでもいい質問なんですが、A君のキャサリンへの想いを考えると、無視するのもかわいそうです。



K君「オレら、初めて来たんだから、わかるわけないじゃんか!」



当然と言えば当然の答。
A君はキャサリンを自慢したくてたまらないのでしょう。



A君「え!すぐわかるじゃん! 一番キレイな子だよ♪(゚ー゚*)








マジでどれ?(´Д`lll)



一番キレイって・・・

まんべんなくブサイクだったんですが。


フィリピンの方でも、日本人好みの美しい女性はたくさんいらっしゃるとは思うんですが、『ジャパン』の面々を見ていると、


面接で何かあったとしか思えません。


しかも、あきらかにうちの母親くらいの年齢とおぼしき方も数人確認できました。 


これはギャグでしょうか?


しかしここはA君を傷つけるわけにはまいりません。

当たり障りのない答で返します。



僕「いやぁ・・みんなキレイな人ばっかりで、ちょっとわからないなぁ・・・。」



おぉ、我ながら、誰も傷付けずかつA君に配慮した無難な答!

K君も苦笑いでうなずいております。







A君「スウェッツ、まさかもう目当ての子見つけたの!? 相変わらずスケベだなぁ(゚ー゚*)









張り倒すぞコラ。



今のA君には何を言っても無駄でしょう。

なんせフィリピンモード全開なんですから。(;´Д`)



しかし、これはいけません。

そのキャサリンとやらが常識のある方ならいいのですが、

常軌を逸した女
でない事を祈るばかりであります。




と、そこへ数人のコワモテの方々がいらっしゃいました。







「イラシャーイ!」



今、戦いが始まったとです・・・。






つづく




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いばら道in中洲(2)


かくして僕らは、A君の恋のお相手である女の子に会うべく、後日再び集合いたしました。



K君「で、どこの女なのよ?その人は。」

僕 「福岡のどこに住んでんの??」

A君「うん・・・博多?・・かな」



いやいや、博多?はないでしょうよ。

A君、相手の住んでるとこも知らないんでしょうか。



K君「まぁいいや、とりあえず今日呼び出せるんだろ?」

A君「うん・・ちょっとそれが、彼女ちょっと今日仕事みたいなんだ。」

僕 「え!?仕事なの??じゃあ会えないじゃん!?」

A君「いやぁ・・・それが仕事場に来いって・・・。」



なんでしょう、この煮え切らない態度は?

何かヤバイ香りがするのは気のせいでしょうか?



K君「はっきりしないヤツだなぁ。飲み屋か?」

A君「うん・・まぁ、そんなとこ。」



通りで様子がおかしいわけです。
ホステスにのぼせた客なんて事はよくある話。
A君もその口なんでしょうか?


K君「お前なぁ、お水の女なんてやめとけって。からかわれてるだけじゃねーの?」

A君「違う!!!キャサリンはそんな女じゃない!!」


僕  (;´∀`)

k君 (´Д`)


まぁいいでしょう。
こんなにもA君を熱くさせるキャサリンとやら、一度合間見えなければ。


僕らはそれぞれの決意を新たに、車へと乗り込みました。






~『クラブ ジャパン』 ~




僕 「あの・・・ここでいいの?」

A君「うん!」



日本にあるのにジャパンとはこれいかに?


『ジャパン』は中洲の外れにひっそりとたたずむビルの2Fにありました。


初めてヘルスに行った時のうしろめたさを思い出します(;´∀`)



K君「いいか?ビシッと言ってやれよ!」

A君「う、うん!」

僕 「まぁ、とりあえず入ろうか。」



A君はおもむろに『ジャパン』のドアを開きました。






A君「ど~も~!ごぶさた~!!」



A君、めっちゃ行き慣れてますやん(´Д`)

これは心配する必要もなかったのかな?と店に入ってゆくと、暗がりからぞろぞろとドレス姿の人々が。






「イラシャマセー!」




まるで応援団の声出しみたいな元気です。

どうやらフィリピンの人たちみたいです。

しかもみなさん、ずいぶん長身な方ばかり。

やはり食い物の違いでしょうか?



A君、僕らの心配をよそに、数人の子たちと抱擁しとります。

僕の元にも一人やってきました。









「オキャクサン、ニホンジンカ?」







なんと失礼なことを言うのでしょう。

どっから見ても日本男児じゃないかよ!!ヽ(`Д´)ノ


そういえば、昔コンパで女の子に 「アジアでモテそうよね!」 と言われたことあります

_| ̄|○



しかし、フィリピン人という事を抜きにしても・・・

みなさん、高齢ぞろいなのは気のせいでしょうか?



A君の見識を疑います汗


するとk君が小声で言いました。

K君「おい、テンション下がるのはわかるけど、Aのためにも盛り上がっていくぞ。」





ラジャ!隊長(泣)




かくしてキャサリン捜索が始まったのでした・・・。






つづく





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いばら道in中洲(1)

『中洲』・・・


全国的にも有名な福岡県を代表する歓楽街。

老いも若きも歓喜し、血沸き肉踊る魅惑のプレイスポット

今夜もいずこで繰り広げられる一晩限りの人間交差点です。



今回は、そんな危険で魅力溢れる空間で巻き起こった、一人の青年のお話・・・



まぁ、オレのことなんだけどね(´Д`)







~ある日~






事の発端は、友人の一言から始まりました。



「実は好きな人ができたんだ・・・。」



いつになく、ただならぬ雰囲気でそう話すのは飲み仲間である友人のAくん
相談があるというので、今夜はうちで話を聞いております。



僕「よかったじゃん!!お前もやっと吹っ切れたか!」



と言いますのも、このA君、半年前に別れた前の彼女が忘れられず、事あるごとに僕に未練タラタラな自分の思いを語ってくれていたのです。

それほど好きなら別れなきゃいいのに、とも思ってましたが、そこは男女の事情と言うもの。
色々あったんでしょう。
だからなおさら僕はA君が新しい恋に目覚めてくれたことがうれしかったのです。


決して愚痴を聞かなくて良くなったなんて思ってません。 


そんな僕の気持ちとは裏腹に、なんだか浮かない表情のA君。



A君「実は・・・その子、日本人じゃないんだ・・・。」



日本人じゃない?


どうやらヘコんでる理由はそれが原因らしいです。

しかしそんなに悩むことでしょうか?
たまたま好きになった人が異国の女性だっただけのこと。



恋に国境などないんですから!(゚ー゚*)



しかし、外国の方となんていったいどこで知り合うんでしょう?
僕の周りなんて生粋の日本野朗しかいませんよ。


A君「出会ったのは・・・まぁ、酒の席・・でかな?」


うーむ、多国籍な雰囲気漂うシャレたバーなんかで知り合ったんでしょうか?

A君、場所はなかなか言いたがりません。

相談したいと言ってきたのは彼の方なのにナメてんのか?



と、そこへ突然ボクの携帯のベルが鳴りました。

相手はもう一人の友人であるK君


聞けば、うちの近所まで来たからとのこと。

今、A君が恋の相談でうちに来ていると言ったら、半ば呆れた様子で「また恋話かよ?」と申しておりました。


沈みきっているA君をよそに、僕は小声でK君に言いました。



僕 「それがさ、なんか今回の相手は複雑らしいのよ。お前もヒマしてんなら一緒に話聞いてやってくれよ。

K君「しゃーねーなぁ」


なんとかこの重い話に道連れが出来たようです。




ほどなくしてK君はうちに到着。
開口一番にK君は言いました。


K君「いつまでもウジウジしてねーで、男ならビシッと言ってやれよ!」


うーむ、いつもながら竹を割ったような性格のK君には感心させられます。



なんせ僕も一緒にウジウジなる所でしたから。 (;´∀`)


しかしそんなK君の気合い入れも空しく、A君は沈んだまま。

業を煮やしたのか、K君が大声で言いました。



K君「よし!じゃあ今度その外人の女も一緒に飲もう!酒が入ればAも度胸がつくだろ。スウェッツも来いよな!」



飲むのはかまいませんが、
日本語通じるのか?(゚Д゚;)


A君も、その方が心強いと快諾。

かくして、僕らは、その外人さんと同席する運びとなったわけです。



恐ろしい運命が待ち受けているともしらずに・・・



つづく




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結婚式

姉さん・・・ラッシュです。

ラッシュなんです!!(TдT)


ここ1週間で同僚、先輩など3組のご結婚の内定報告を受けました(泣)

いや、めでたいよ? もちろんめでたいさっ! 手放しで喜びたいさ!


でも・・・




なんでみんな5月なの?(PД`q)・゚


5月っつったら、車の税金なんかもあるのよ!?

ご祝儀貧乏とはよく言ったものね・・・。

そうよ、あたしのことよ!


なんか文句ある!?




そりゃあ、あたしだって嬉しいわよ!?

自分の事のように嬉しいわよ!?


でもなんなのよ?この要請・・・



『腹踊りしてね♪(゚ー゚*)』







出来るわけないでしょ!?




式場.jpg


結婚式って言ったら、みんな着飾ってくんのよ!?





                           ハラ踊り.jpg

                             ただのバカじゃない私?


もういやなのよ!


余興でのキワモノ姿は!

嗚呼、そんなことより、あたしもが欲しい・・・。


こうなったら、絶対イイ女性(ひと)見つけてやるわ!
いつものお笑いな自分は忘れるの。

殿方は黙ってお酌よ!

あたしの酌を受けたが最後。


酔わせてゲットよ!




以上、決意表明でした・・・。_| ̄|○



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