炎の人生劇場 -10ページ目

○○○の悲劇(6)

春近し 小鳥さえずり オレ入院

字余り。


うららかな陽の光に照らされ、道端に揺れる草花さんたちも陽気に光合成
ある者は別れを経験し、またある者は新しい旅立ちに胸を躍らせる3月某日・・・。

オレは違う意味で旅立とうとしていた。

2週間の航海。
荒波にもまれるやも知れぬ。
雷鳴に脅かされるやも知れぬ。
しかしオレはへコたれない。
海の男たる者、ただ黙って水平線の彼方に目をこらせばそれでいい。
これぞロマン・・・いや、まさに浪漫飛行



看護婦「はい、じゃあスウェッツさん浣腸いきますよー」



あふん!Σ(*゚Д`;)



入院初日、オレは今あられもない姿で浣腸という恥辱の所業に耐えている。
うつ伏せのオレには、肛門に起きているサプライズの正体は分からないが
何かを挿入されているとだけ伝えておこう。

今朝のオレの心境
『いくらなんでも初日は、先生のお話とかだよね?(゚ー゚*)♪』

正直、甘かった。_| ̄|○

いきなりの先制パンチ。
さすが名の通った肛門クリニック。
これが○田の指示というならば、あえて賛辞を送ろう(泣)


浣腸とのファーストコンタクトは難航を極めた。

看護婦「まだ!まだダメ!!トイレ行ったらダメ!!」

嫌がらせですか?

この中年看護婦、自分で浣腸を打っときながら、トイレには行くなと興奮気味に言う。

看護婦「すぐ行くと効果が浅いから!限界まで我慢して!」

打たれた直後から限界なんだが。

しばらくして、小刻みに痙攣する尻を両手で押さえながら、ミドリガメ並みの速度で進むオレ。
顔面蒼白。
冷や汗ダラダラ。
生誕史上、最低のブサイク面でトイレに向かう生まれたての子羊

まるで爆弾処理班のように慎重に便座へと座り、
一気に臨界点突破

濁流の滝のように流れ落ちる何かを待ち、恍惚の一時をかみ締める。

やつれた表情で病室に戻り、しょっぱなの人格否定に落ち込むヒマも無く採血へ。

検査のための採血と看護婦は言うが、

ものすご抜かれてるんですが(滝汗)

軽いめまいにベッドに倒れこむと時を同じくして、今回の首謀者、
○田登場。

医師「やぁ、どうも。気分はどうですか?」
俺マインド『非常に最低ですバカ(*`Д´)』
オレ「はぁ、なんとか大丈夫です。」

医師「手術は明日ですからね、がんばりましょう。」
○田は満面の笑みでそう言うと帰り際にさっきの看護婦と
ヒソヒソ話をして帰っていった。




~夜~

明日はとうとう手術。
術後はとうぶんの間、風呂に入れないそうで院内にある風呂場へ最後の入浴。
一人先客が入ってる模様。
こじんまりとした脱衣所でしばらく裸で仁王立ち
鏡に背中を向け尻を凝視。
手術が終わっても、昔のお前であってくれと尻に懇願。

体を洗っている先客のお年寄りに一礼し、肩までゆっくりと浸かった。


つかの間の戦士の休息。

不安は大きいが、ここまで来て負けるわけには行かない!
持てる力を総動員し、病気と闘うのだ!

オレは静かな闘志を燃やし、湯の中のコブシを強く握り締める。



爺「カァァァッッッ・・・ぺっ」




じーさん、風呂場でタンを吐くなよぅ ・゚・(ノД`)



つづく →第7話


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○○○の悲劇(5)

 
       スウェッツ尻

医師「スウェッツ君の痛みの正体は痔ろうです。」

オレ「痔ろう!?」

痔ろう・・・聞いた事がない。
ただの痔じゃないのか?
○田氏は続けた。

医師「『痔ろう』とはですね、別名『あな痔』とも呼ばれてるんですが、この『\/\/\』の部分、「陰か」とも言うんですがね、ここから下痢を通してバイ菌が体内に入り込み、化膿したために激痛が起きたんですね。先ほど膿を皮膚切開して取り除いたので、痛みは劇的に無くなったはずです。」

確かにさっきの麻酔無しの治療はめっちゃ痛かったが、その後の痛みはウソみたいに消えたのだ。

医師「しかし、これで完治したと言えないのがこの病気のやっかいなとこでして。」
そう言いながら○田氏は先ほどのオレの尻絵に何かを書き足した。


 

医師「この青い部分がさっき膿の溜まっていた部分です。炎症の原因が無くなったので、今は一時的に痛みは引いていますが、問題はこの赤い線の部分なんですよ。つまり、これは直腸内の「陰か」と皮膚の間にできた「バイ菌のトンネル」なんです。これを一般に『痔ろう』と呼びます。」


親父「あぁ、痔のバイパスですね?」

医師「バ・・・まぁ、そんなとこですね。」


たのむよオヤジ!? (´Д`lll)
黙って聞いてろよ(恥)

医師「このバイ菌のトンネルを取り除かない限り、完治はありません。痔ろうを長年放置すると最悪の場合『痔ろうガン』になる事もあります。


ガ・・ガ・・ガン!?Σ(*゚Д`;)

オレはびびったね・・・あぁマジびびりですよ!!(泣)
となりで親父も同じ顔してやがりましたぜ。


医師「あ、でもそんなに心配なさらないでください。あくまでも長期間放置した場合ですから。たまにいらっしゃるんですよ、
恥ずかしがって肛門科の診察をためらう方が。」

すみません、それオレの事です(汗)

医師「ですから、今回は膿の除去だけだったんで、いずれ入院という形で根治を目指す方向をお考えいただきたいのですが。」
オレ「入院!?ですか!?何日くらい!?」
医師「2週間程度ですね。」
オレ「2週間・・・。」

もうすぐ新学期も始まるし、サボりのいい口実になるかも♪

親父「じゃあ、春休みにでも入院させましょうかね?」
医師「そうですね、私もその方がよろしいと思いますね。学校もあるでしょうし。」

みなさんやっぱりお見通しですね(*゚ー゚)

まぁ学校をサボれないのは残念だが、いたしかたあるまい。
2週間?楽勝だぜ。


医師「入院の際、『手術』も必要ですんで。」


手術!?
━━(゚Д゚)━( ゚Д)━(  ゚)━(  )━(T▽T)


手術って、あの「・・・メス。」とか「先生!患者の呼吸が乱れてます!」とか「バイタルは!?」とか言うあの手術かよ!?
おいおい、シャレにならんぜコレ!?

オレは人一倍恐がり屋さんなんだぞ!?
わかってんのかよ!?え!?○田さんよ!?

だいたいオシリの手術って、どんなかっこうさせられるんだよ!?
おっぴろげか!?
おっぴろげ状態なのか!?




春はもうすぐそこまでやってきているわけで。
もう後戻り出来ないわけで。



オレ・・・旅立ちます。_| ̄|○



つづく→第6話



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○○○の悲劇(4)

はーい、みんな元気かなぁー?

前回、若干17歳にしてオシリをもてあそばれた僕だよー。

ちょっとオジサンねー、あの一件でとっても傷付いちゃったんだー。
だってそうでしょー?

女を知る前に男を知っちゃったんだよー?

ごめんね~変態で~!


というわけで、治療後に看護婦さんに呼び止められたところから再開するねー。

読み終わったあと、
読者登録解除だけはやめてねー (゚∀゚)
約束だよー??



「先生よりお話がありますので。あ、お父様もご一緒におねがいします。」


すっかり安心しきっていたオレたち親子に突然投げかけられた看護婦の一言

何か問題でもあったのだろうか?
言い知れぬ不安と恐怖は爆音をあげ駆け上がる。


殺風景な診察室とは違い、ウッド調の上品な院長室に○田医師はまるでオブジェのようにたたずんでいた。

医師「ま、お二人ともおかけください。」

○田医師はそう言うと笑顔でカルテを眺めている。
オレたち親子は、キツネにつままれた思いで上質のソファーへと腰を降ろした。

医師「すみませんね、足止めいたしまして。スウェッツ君の病状について、二、三お伝えしないといけませんので。そんな大した事じゃないんで。」

○田医師はそう言うと、かたわらに立て掛けてあるホワイトボードにマジックで何やら描き始めた。




      作・○田画伯






何これ?


これはいったい何の絵だ?
いや、むしろ絵というよりも何かの記号か!?
記号・・・地図記号・・地形・・・地形!?
もしやこれは、重要任務を遂行する為のブリーフィングではあるまいな!?

この○田医師、普段は気のいい医者を演じているが、実のところ屈強な政府の軍人やも知れぬ。
きっとあの白衣のふくらみは中年太りではなくアサルトライフルを隠し持っているに違いない!

と言う事は、この作戦図は狭い通路を意味しているのか?
『/\/\/\』は恐らく最終防衛ライン。
敵の裏をかいて、左右双方からX地点を同時爆撃か!?

だとすれば、この○田氏・・・・なかなかの軍師。



○田軍師「まぁ、スウェッツ君のオシリの絵なんですけどねコレ。」


やっぱりそうですか(泣)


こうして○田医師は、うなだれるオレに病状の説明を始めたのだった・・・




つづく →第5話



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○○○の悲劇(3)

医師「はい、じゃあ触診しますねー。」


触診!?(゚Д゚;)


触診って、肛門をさわるのか?さわってしまうのか!?


医師「ちょっと痛いですよー」


はうっ!?Σ(*゚Д`;)


何これ!?何この新しい感覚!?
○田医師はオレの肛門に指を挿入しやがった。

瞬間、壮絶な痛みが押し寄せる。
診療室に響き渡る叫びにも似た悲鳴。

女を知る前に、まさか男を知るとは思わなんだ。

言葉にし難い苦悩の時間はしばらく続いた。

一息ついた○田医師は、ベッドでおびえるオレに言った。

医師「痔ろう(別名あな痔)ですね。切りましょう、今すぐ。」
オレ「切る!?今ここで・・ですか!?」
医師「ウソみたいに痛みはすぐ取れますよ。痛いのは一瞬ですから。」

一瞬なら何とか我慢できそうだ。
しかしさっきの触診で痛みが増しているのは気のせいか?
この医者、大丈夫なのか!?

もう何でもいい、早くこの激痛を取り除いてくれ・゚・(ノД`)

医師「じゃ、行きまーす。」

ぎょぇぇぇぇjfdgdさfんふじこ!!!(T▽T)

一瞬だけど、一瞬だけど、死ぬほど痛いわ!!


しかし○田医師の言う通り、その後の痛みはウソのように消えてしまった。

医師「ね?もう痛くないでしょう?」

ありがとう神様!いや、○田様!!


オレはDr.○ダに深い感謝の念を抱かずにはいられなかった。
『真の医師』
この称号は、まさに彼のためにあると言っても過言ではあるまい。

オレは元気良く診察室を飛び出すと、一目散にオレを待つオヤジの元へと駆け寄った。

オヤジ「おぅ、もう終わったのか?」
オレ 「うん!終わったよ!ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ」
オヤジ「えらくご機嫌だな。」
オレ 「まぁね!(*゚ー゚)

ロビーでじゃれ合う男二人。

○田医師の所業は、どうやら親子の絆さえも深めてくれたようだ。


しかし運命の歯車は、看護婦の一言で狂い始める。



「先生よりお話がありますので。あ、お父様もご一緒におねがいします。」




この言葉が意味するものは!?



つづく→第4話



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つぐみさん捜索にご協力を!!

本日、某ブログサイトにて仙台の小学5年生の『羽田つぐみ』という11歳の女の子が行方不明になっていると聞いた。

               


平成17年3月16日水曜日、夕方、仙台駅前LOFT近くで友人と別れたあと、自宅に戻っていないとのことで、すでに1週間以上経過している。

つぐみさんのお母さんは自らブログを立ち上げ必死に呼びかけています。


今こそ、ブログというインターネットの力を活用する時じゃないでしょうか?


自分は福岡なのでお役に立てるかわかりませんが、広くみなさんのご協力をお願いしたいです!!


詳細と連絡先は↓

『つぐみ、どこにいるの?』

まで!!



できるだけ早く情報を広めるためにも、みなさんも「つぐみさんブログ」にトラックバックして欲しいです!
トラックバックという機能は、こんな活用方法もあると思うんです。
ブログで拡大していけば、マスコミも動かせるかもしれません!!!!