炎の人生劇場 -9ページ目

○○○の悲劇(10)

いよいよ聖戦が始まる。
もう後には引けない戦いだ。

○田医師とオペスタッフたちは、目まぐるしいスピードで手術態勢を進めている。
消毒液の匂いが鼻をさす。

緊張の瞬間だ。


○田「そんなに緊張しないでいいですからね。」

マスクの奥に輝く瞳は、心なしか鋭さを増したようだ。


まず手始めに、手術開始から終了までの全行程の説明を受ける。


はっきり言って、まったく説明の意味は分からない。

まぁいい・・ここは全幅の信頼を○田に寄せる他ない。
とりあえず切るらしい。
後は縫って終わりのショウタイム。


続いて麻酔だ。
術野が肛門なので、下半身だけの局部麻酔だ。


○田「脊椎注射で麻酔しますんで。横になって丸まってください。」

(( ;゚д゚)))アワワワワ

脊椎って、背中に直で注射!?
んなもんしたら死んじまうんじゃないか!?

青ざめてビビるオレに○田は笑顔で言った。

○田「大丈夫ですよ(笑)ちょっとした注射ですから。」

t

      注射器


           
                       

めっちゃ太いやんけ!?(*゚Д`;)

こんな大きい注射なの!?
見せるなよ!不安を煽ってどうすんだよ!?
まさかオレを殺す気か!?

もしや、医者を装ったヒットマンじゃあるまいな!?

反政府分子の芽を若いうちに刈り取ってしまおうというのだな!?
さては○田、CIAの東アジア諜報員か!?


しまった!
この体勢では反撃はおろか、逃げる事もままならない!
もはやこれまで・・・。


オレ人生・・グッバイ。

○田「もう少し丸まってくださいねー。」

オレ「はい、すみません(ノД`)」


懸命に背中を丸めるオレ。
これでもか、というくらいに足を抱える。

オレ「ぬぉぉぉぉぉ!」

※鉄棒の逆上がりを思い出してます。


すると・・・・


チクリ

あれ? 痛くないぞ?

チクリ、チクリ

ぜんぜん平気ですやん
.。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*

オレ「先生!ぜんぜん痛くないよ!!(*゚ー゚)」

○田「それは良かったですね(笑)」


ヤダッ・・先生、ちょっとカッコいい (*´д`*)

なんてさわやかな笑顔だ○田医師。

今、歯が光った?


おいおい、抱かれてもいいぞ?

うーむ、名医とは聞いていたが、麻酔の時点でこれ程とは。
○田・・GJ!(゚∀゚)

○田「じゃあ、麻酔が効いてくる前に手術台にうつ伏せになりましょうかね。」


来た!いよいよだ!!

つづく→第11話


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○○○の悲劇(9)

オレは傷付いていた・・・。


めっちゃキズついていた!!

ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!


うら若き美女に肛門をさらし、その異常なシチュエーションに勃起する17歳・・・ って

どんな変態だよ。


オレはいつから企画物AV男優になっちまったんだ_| ̄|○

チ○コツルピカのオレは、病室に戻ったあともしばらく涙で枕を濡らしていた。

母親は一度家に帰ると言ってその場にはいなかった。


午後からはいよいよ手術開始。
はっきり言って、コンデションは最悪である。


すると朝の浣腸看護婦が病室へやってきた。

看護婦「どう?気分は?」

わざと聞いてないか?

オレ 「なんとか大丈夫です。」

看護婦「そう、良かった。あんなことの後ですもんね(笑)」


あんなことって言うなぁー!(ノД`)


こいつはオレをからかいに来たのか!? なんで半笑いなんだ?


すると中年は突然に神妙な表情で言った。

看護婦「まぁ、不安もあるだろうけど、がんばんなさいよ。今のうちにちゃんと病気治して、また元気に学校行かないとね。」

突然のねぎらいの言葉に驚くオレ。


中年のその表情からは、真に患者を心配する心が読み取れた。


腐っても看護婦。


いたわりの気持ちは忘れてはいないのだろう。


看護婦「じゃあ、浣腸行きますね。」


またやるんかい!(T∀T )


有無を言わさず何かを再挿入。


浣腸マスターの毒牙は止むことはなかった・・・・。・゚・(PД`q)・゚・


~午後~


とうとうこの時がやってきた。


しばらくすれば、オレの体にメスが入れられる。


例えようの無い不安・・・孤独・・・。


オレをむしばむ陰の意識。


大地に根を張る病のトンネルをふさぐために。

※決してバイパスではない。

一時帰宅していた母親も、今はオレのベッドの横でうつろな表情だ。


オフクロ、すまない・・心配をかけちまったな。


きっと健康になって戻ってくるさ。


それまで少しばかり待っててくれ。

人は病を患うと、気持ちが素直になれるのかも知れない。

するとオフクロは静かに口を開いた。

母 「ねぇ、スウェッツ・・。」


オレ「なんだい?」

母「あんた、あそこがチクチクするやろ?(笑)」




いいかげんにしろコラ。




この期に及んでまだなお、剃毛にこだわりますか。


あぁ、そうだよ!オレはパイパンだよ!文句あっか!?(*`Д´)


あんた母親ならちょっとは息子の気持ちを汲んでくれよ。

めっちゃナーバスなんだから(泣)



しばらくすると○田医師が病室に現れた。

○田「いよいよですね。気持ちの整理はつきましたか?スウェッツくん。」


オレ「はい、なんとか・・・。」


○田「それは良かった。じゃあ行きましょうか。」


母親「バカ息子ですが、先生よろしくお願いいたします。」

オレのバカさは今は関係ないだろ(´Д`lll)

○田「じゃあ、準備は出来てますので手術室へいらしてください。」


オレ「はい、よろしくお願いします・・・。」

なんとオレはこの後、自分で歩いて手術室へと向かった。


よくドラマなんかで、動くベッドで運ばれるシーンを想像していたのだが、


現実は厳しい。


・・・で、手術室着きました。

        手術室    

((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

威圧感のある大きな無影灯。


整然と並べられた医療器具。


無機質な内装・・・。

ある程度想像はしていたが、初めて生で見る手術室に


オレは大そうビビッていた。(*゚Д`;)


まもなくオペ服に身を包んだスーパードクター・○ダ登場。

            池田医師   

                Dr.○ダ(イメージ)


○田「ようこそ。がんばりましょう!」


今、戦いが始まった・・・


つづく →第10話


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○○○の悲劇(8)


『パイパン』



なんと雅な響き。
一歩間違えれば大蛇の名にも聞こえる危険な香り。
性を極めた者にだけ許されるという『剃り』の美学・・・。


若いオレに、天使はあまりにも突然に舞い降りた。

なんとオレの毛剃りを担当する看護婦は、浣腸されたオバサンみたいな人とは比べようも無いほどに、若く美しい女性だった。

「担当させてもらいます、木戸です!よろしくお願いしますね♪(゚ー゚*)」

オゥ、ファンタスティック!!(T▽T)

笑うとかすかにエクボの出る柔らかそうな頬。
今にも吸い込まれそうなつぶらな瞳。
まるで子猫のような小さな体。


こんな隠れキャラがいたとはっ!!

あなたと出会えた奇跡!
もーうきぃーみをーはなさなーい♪



木戸ちゃん「じゃあ、剃りますんで横になってください♪(゚ー゚*)」



毛剃りされるんだった。_| ̄|○



マジかよ?
こんなキレイな人と出会えたってのに、
いきなり肛門見せんのかよ!?(泣)
こんなのってあんまりだよ!。.:*・(TдT)゚・*:.。.
これも試練の内なのか!?


オレは木戸ちゃんに背を向けベッドに横になった。
静かに浴衣を腰までめくる・・・。
ちらっと後を見ると、木戸ちゃんはマスクをはめていた。
バイオハザード(生物災害)だ・・・

もうあとは成すがまま。
木戸ちゃんは手馴れた手付きで、オレの肛門付近をツルピカにしてゆく。


うらやましいと思う男性諸君、
地獄の恥ずかしさだぞコレ!?

静まり返った室内に響く剃りの音。
静寂だけが二人を包む。

木戸ちゃん「はい、じゃあ仰向けになってください♪(゚ー゚*)」

もう、好きにやってくれ・・・。
頭の中で糸が切れる音がしたよ・・・。
悲しみに暮れながら、言われたように仰向けになった瞬間、事件は起きた。



チ○コ勃起してるやん!?Σ(*゚Д`;)


木戸ちゃんは敢えてそれには触れない。

なんという暴挙。
エロスなど感じるはずもないこの状況において、貴様は任務を遂行するというのか!?
あまりにも救いようのない現実。
若さゆえの過ち。


チ○コには心が無いからね♪(大泣)

こうしてオレは人類が経験し得る最大級の恥辱に涙し、生まれたまんまの下半身を手に入れたのだった・・・。




つづく→第9話



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つぐみさん、無事に帰宅!!

さきほど、つぐみさんが無事に帰宅されたとの更新を拝見しまして、心から良かったと胸をなでおろしております。

事情は多々あるでしょうが、今後はつぐみさんとご家族の絆を、より一層深いものにしていただきたいものです。

原因を後日書かれるとお母様は申されておりましたが、つぐみさんもブログを見られることもあるでしょうから、あえて触れる必要はないかと思います。


今は帰ってきたことを素直に喜びあっていただきたいです。


また、今回、トラックバックという形で協力してくださった方々に感謝の言葉を送りたいと思います。


ありがとうございました!!



見つかってよかったね!!!!!

○○○の悲劇(7)

夢を見た・・・。


限りなく続く暗闇に、激しくもがくオレ。
ここがどこなのか、なぜここにいるのかなんて分かるはずもない。
ただ言い知れぬ孤独と不安におびえるだけのマイ・ハート。


ならば光を求めて永遠に走り続けるだけさ。
振り返りなどしない。
光の向こうにある答を求めて行・・・





看護婦「はい、浣腸行きますよー。」



イヤァァァΣ(*゚Д`;)


手術当日。
すがすがしい浣腸の朝がやってきた。

悪夢に襲われ、苦しい目覚めを迎えた矢先に看護婦は尻を出せと無表情に言う。
もはや浣腸はオレにとって「挨拶」を意味するまでに昇華したのかも知れない。

その昔、ある有名なアーティストが痔の診察のために訪れた病院で、肛門を見られた看護婦に対して『ケツの穴を見られたからには、もうこいつと結婚するしかない!』と思ったという。


看護婦「ダメよ!まだトイレ行ったらダメよ!!」

オレはこの中年看護婦さんと結婚するのか?


半泣きでトイレから帰って来ると、病室にいつのまにか母親が来ていた。
オフクロも人の子。
やはり息子が心配なのだろう。
わざわざ仕事を休んで見舞いに来る辺り、なんだか照れくさい思いだ。
親子の触れ合い。
絆の再確認。





母「ね、ね、アソコの毛は剃られた!?」





第一声それかい!ヽ(`Д´)ノ

もっと他に言うことないのかよ!?
だいたい、なんで尻の手術なのにチ○コの毛を剃る必要があるんだよ!?

オレ「剃るわけないだろが!」
母 「えー。つまらん。」

何を期待してるの?

母親とそんなバカな事を言い合ってると、
○田大明神降臨

いつになく手の内の読めない笑顔だ。

○田「おや、お母さんいらしてたんですか。」
母 「いつも息子がお世話になってまして。」

まだ二日目なんですが。

○田「ははは。手術は安心されてください。がんばろうね、スウェッツくん。」

もしかしたら、この○田氏、いい人かも知れない。
患者の不安を和らげる物腰を持った人物だ。
この医師になら、すべてを任せられる。


母「先生、やっぱり毛は剃りますよね?」


ちょっと待て。

なに言っとんねん!?
なんでそんなアホな質問するのよママン・゚・(PД`q)・゚・


なぜそこまで剃毛にこだわる?
あんた自分が剃りたいだけじゃないのか!?
剃るわけないっつってんだろうがよ。



○田「剃りますよ。下半身全部。」


剃るんかい!?Σ(*゚Д`;)

そんなぁ・・・(;´Д`)
下半身って、前もかよ!?

○田「手術中にバイ菌が入ったらいけないからね。ヒザまで全部剃ります。」


ゴメンね~菌だらけで(泣)


かくして、オレは『下半身トゥルントゥルンの刑』に処される運びとなったのだった・・・。





つづく →第8話



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