炎の人生劇場 -11ページ目

○○○の悲劇(2)

「○田肛門科」

割とキレイな病院だ。
隅々まで掃除のゆき届いたフロアスペース。
観葉植物と水槽で気持ち良さそうに泳ぐ熱帯魚たちによって自然を演出された院内。

患者の緊張をほぐすために様々な気配りを感じる。
肛門の気配などみじんも感じさせない。

しかし、すぐにここが肛門科だという事実を思い知らされる。
それは受付でのことだった。

看護婦「今日どうされました?」
オレ 「いや、ちょっとオシリが痛いってゆーか・・・。」
看護婦「オシリのどの辺が痛みます?」
オレ 「あの、何ですかね・・腸に近いとこってゆーか・・」
看護婦「肛門ですか?」
オレ「あ、はい、そうですね、肛門ですね。すみません・・。」

さすがプロ、キレイな顔してやすやすと言ってのけたぜ。

しかし何でオレは謝ってるんだろうか?

看護婦はしばらくお待ちくださいと言い、ドーナツのぬいぐるみのような物をオレに手渡した。


         何コレ?

  
      

               
コレは何だろうと思って周りを見回すと、謎はすぐに解けた。

あ、コレに座るのね(;´Д`)

真ん中に開いた穴が疾患で痛む患部を優しくガード。
これさえあれば、公園のかたいベンチでもロッキングチェアーに揺られるも、
アナタの自由

何とありがたいアイテムか。
発明したヤツを熱く抱き締めたいよ。

オレはドーナツを挟んでイスに腰掛け順番を待った。
はっきり言って、不安だ。
滅多に病院など行かない健康優良児のオレに、肛門科のシステムなど分かるはずもない。
やはり、尻は見せねばならないだろう。
死ぬほど恥ずかしいが、そこが患部なのだから仕方ない。
問題はその後だ。
医者のヤツ、オレの肛門をいったいどう料理する気なのか?
普段は尻の肉に厚く覆われている肛門なのだから、両手で尻を開くに違いない。
オレの肛門は、どんな形をしているのだろう。
いや、今は肛門の形に思いをはせている場合ではない。
やっぱり尻を出すなら、ズボンをヒザまで下げるのは避けられない。
チ○コ見られるかな?

めっちゃ不安(PД`q)

そうこうしていると、オレの順番がきた。
1から4番まである扉の3番目からのお呼びだ。
オレは覚悟を決め、千鳥足で戦場へと旅立つ。

診察室はわりと狭かった。
シングルのベッドと椅子が二つ。
そこにはマスクをつけた○田医師の姿が。

医師「歩くの辛そうですね。ベッド寝ましょうか、ははは」

何がおかしいんですか?

オレは痛む尻をかばいながら、○田医師の指示通りベッドへ横になった。

医師「肛門が痛むそうですね?」
オレ「・・・はい。」
医師「どれぐらい痛みます?」
オレ「どれぐらい・・ですか?うーん、すっごく痛いです。」
医師「すっごく?あぁ、なるほど。」
○田医師はそう言うと、カルテに何やら書き込んでいる。
まさか、『すっごく』と書いておるまいな?

すると突然、○田医師は早くも核心部分に乗り出した。

医師「じゃあ診ましょうか、肛門を。」
○田医師はそう言って、なぜか半笑いでゴム手袋を両手に装着した。

さっそくズボンを脱げとの指示。

オレは腹を決め、勢いよくズボンとパンツを脱ぎ去り、靴下だけとなった下半身に気合を入れた。
さぁ来い。
後は煮るなり焼くなり好きにしてくれ!
これぞ男の潔さ。
男なら、 黙って半裸


医師「すみません、ズボンはヒザまででいいんですけど。」



オゥ!ガッデム!!Σ(*゚Д`;)


オレとした事が、ずいぶんと物語を早めちまったようだ。

医師「まぁ、一緒か。そのまま行きましょう。」
オレ「・・すみません(泣)」
医師「じゃあ、片足上げてください。」

何ですって!?

そんな事したら見えてしまうじゃないか!?チ○コがっ!?

こうなったら、
『サンタフェブロック』を発動するしかない。
この禁じ手を使うのは実に6年ぶりになる。
当局へ発覚する恐れもあるが、他に手はない。


医師「はい、ちょっと手はどかしましょうか、スウェッツさん。」


サンタフェ、ここに死す_| ̄|○

そして○田医師の両手は、禁断の園へと踏み込んだ




つづく →第3話



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○○○の悲劇(1)

あれは忘れもしない高校2年の冬。

オレはバイト先であるコンビニであくせく働いている。
先輩大学生の連中が帰省して人手不足だった事もあり、店長はあり得ないシフトでオレを酷使していた。

酒屋からの転身組のコンビニだったので、毎日大量の酒類の配達があり、その度にダース級のビールや日本酒などを持ち上げていたため、オレの腰の疲労はピークに達していた。



そんなある日

「ぐはぁ・・・!!(*゚Д`;)」


いつものようにビールケースを運ぼうとした際、不意に猛烈な痛みがオレの下半身を襲った。
それは痛いなんてもんじゃない。

尻に五寸釘を打ち込まれるのを想像してみてくれ。

オレは耐え難い痛みをなんとかこらえ、バイト時間終了とともに自転車で家路へと急いだ。

もちろん立ちこぎでな!


家に着いても痛みは一向に引く気配は無い。
むしろひどくなった感もある。

夕食時の母親の言葉が印象的だ。

「あら、アンタどうしたの?イスの上で正座なんかして。」

頭一つ突出した食卓は、家族にさぞ異様に映った事だろう。
当然就寝の頃に痛みが無くなるはずもなく、一睡も出来ずに一晩中涙で枕を濡らしたのは言うまでもない


翌朝、オレはあまりの尻の痛さに恥を忍んで母親に思い切って訴えた。

「あのね、オシリが痛いの。」

母親はハトが豆鉄砲を食らったような顔だった。
それをかたわらで見ていた親父が一言。

「はっはっは、スウェッツもそんな年になったか。」

何が!?

「父さんも昔はよくなったもんだぞ。」

だから、何が!?

母親は半ば呆れたような表情を浮かべ言った。

母 「病院行けばいいでしょうが。」
オレ「え!?病院!?何の病院よ!?」
母 「決まってるでしょ?肛門科よ、肛門科。

やっぱり肛門ですか、そうですか。


恥ずかしさで頬を赤らめ、そっと肛門を突き出すオレ
マニアックな体制で身をよじるオレの姿を見て、ほくそ笑む看護婦
苦悶の表情を浮かべオレの肛門を診察する医師



絶対ヤダ!死んでもヤダ!!(TдT)


まだ17歳なのに、そんな新手の風俗嬢みたいな真似できん!!

修学旅行の入浴の際でさえ、同級生の奇異の目から※『サンタフェブロック』によって我がチ○コを守ったほどの恥ずかしがり屋さんのオレに耐えられるはずがない。


※『サンタフェブロック』

 当時、世の男性のハートをがっちりつかんだ、宮沢りえの写真集「サンタフェ」に由来。局部を隠す最終手段とされ、股にチ○コを挟み込むという荒技的要素が強い理由から、その効能も含め、現在では厚生労働省において非認可になっている守備形態。またはその有り様


しかし痛みに耐えかね、とうとう陥落。
オレは冷やかす親父に車に乗せられて、近所にある
『○田肛門科を訪れた。


つづく→  第2話


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一人暮らし

自分は以前、一人暮らしをしてました。

ずっと親元を離れたかったので高校卒業と同時に念願叶ったりということに。

しかし貯えがあるでもなく、当然まともなところなど住めません。

そこでボクが選んだのは、「築30年木造ボロアパート」だったのです。

もうなにがすごいって、バスが通るたびに家が揺れるは、夏は暑いは冬寒いは夜中ネコの鳴き声が赤ん坊の声に聞こえるは、はっきり言ってさんざんでした。

けっきょく6年も住んでたんですが、今はいい思い出。

懐かしもうと、先日ひさびさにそのアパートを見に言ってみたら・・・





壊されて無くなってましたから!
うそぉぉん(T▽T)

バカコンパ(4)~そして伝説へ~

ラヴホ・・・。
ラヴなホテル・・・。
ラヴな行為をいたすホテル・・・。

とうとう来てしまった。
後は野となれ山となれ。

ボクの心臓はエロスを体中に送り込むがごとく、激しく鼓動しております。
心臓のヤツも興奮を隠し切れない様子です。

なんかさっきからモデルちゃん、ずっとうつむいたままピッタリとボクに寄り添ってます。

しっかし、最近のラブホってすごいね(汗

入り口に滝があったよ(・∀・)アヒャ!!

部屋もすごいキレイでした。
なんか王様の寝室っぽい感じ?(←アホ)
まぁ、部屋の良し悪しなど関係ないんですがね!

部屋に入っても、モデルちゃんは無言でベッドに倒れるように横になりました。

ごめんなさい
パ○ツ見えてます(T▽T)

飛びつきたい衝動をグッと抑え、ボクは言いました。

ボク 「風呂、沸かすね」
モデル「・・・うん。」

ボクはすぐさま風呂場へと向かい、お湯を出しはじめました。
満杯になったら自動で止まるみたいです。
ラブホの風呂って最新テクノロジーなんですね

なみなみと注がれる水面をしばし眺めていました。
風呂は一緒に入るべきか?
いや、まだ二人は出会ったばかりじゃないか!
冷えた体をゆっくり温めたいに決まっている。
イチャつくのはやっぱ後でだよね(*゚ー゚)

部屋に戻ると、モデルちゃんはまだベッドで横になってました。
なんなんでしょう、この雰囲気・・・。
彼女いたころには経験した事のない緊張感です。
出会って間もない男女がベッドをともにする・・・。
男は風呂を沸かし、女はベッドに無言でたたずむ。

いいんでしょうか?こんなんで!?

なんか、うまく行き過ぎのような・・・。
どでかいオチが待っている気がしてなりません。

モデルちゃん、さっきからちっともしゃべりません。
彼女も緊張してるんでしょうか?
そう言えば、コンパは苦手と言ってました。
恐らく彼女もこんな経験は初めてなのかも知れません。

しばらくテレビとか見てましたが、どうにも落ち着かず、
とりあえずボクも相当冷え切っていたので、先に風呂入る事にします。

ボク 「お風呂さきはいるね。」
モデル「・・・ゥン。」

小さな声でやっと答えてくれました。


歯を丹念に磨き、体を入念に洗いました。
浴槽につかりたかったんですが、お湯を汚すと悪いんで、シャワーだけで我慢しました。
かえって寒くなります。
シャワーだと、なかなか体が温まらず、結構長めに時間を要してしまいました。

 
冷えないうちに素早く体を拭き、モデルちゃんのもとに急ぎました。
寒かったのか、モデルちゃんは掛け布団をかぶってベッドにいました。

ボク 「あがったよー!!入ってきていいよー!!」
モデル「・・・。」
ボク 「 ? モデルちゃん??風呂いいよー!」
モデル「・・・。」



なんか変です。いやな予感がします。

ボクはそっと掛け布団をめくってみました。

寝てます。ものすご眠っておられます。

そりゃないぜベイベー


まったく起きる気配はありません。
やっぱりオチがありました(泣)

とっても気持ち良さそうに就寝されております。
しばし呆然で仁王立ちのハダカの王様。

こりゃまいったね。
そう来ましたか神様_| ̄|○ ガクッ
私の運命をもてあそぶのが、そんなに楽しいですか?そうですか。

フラフラと足元から崩れる落ちるハダカの王様。


ボクはかわいらしい寝顔に微笑みかけ、布団をかけ直してあげました。


福岡は今日も寒空です・・・。


教訓

 据え膳食わぬは武士の恥

 据え膳食えぬはただのバカ・・・残念!!



拙者、その後エロチャンネル見ながら泣きましたから・・

福岡地震

それは突然の出来事だった。

時刻にして午前11時過ぎ、突然家の床がものすごい勢いで左右に動いた!

『揺れ』というより動いたという感想が正直なところ。

もともと地震など無いに等しい土地だっただけに、その驚きはハンパじゃない。

こうして今、この記事を書いているさなかにも時折余震がある。

はっきり言って恐いのです・・。

だれか助けて泣